三重から児童2人が大臣賞に JA共済の小中学生書道・交通安全ポスター

【受賞作品の前に立つ田中さん(右)、山口さん=都内で】

「令和6年度JA共済全国小・中学生書道・交通安全ポスターコンクール」(JA共済連主催)の書道半紙の部で、三重県四日市市の暁学園暁小学校3年の田中理愛さん(9つ)が農林水産大臣賞に、交通安全ポスターでは津市立南が丘小学校4年の山口敦輝さん(10)が文部科学大臣賞に輝き7日、都内で表彰を受けた。

全国から書道に99万251点、ポスターに8万260点の応募があり、各都道府県の選考を通過した書道839点、ポスター352点を審査。うち書道半紙の部で、田中さんの作品を含む8点、ポスターでは山口さんの作品を含む12点が、いずれも最高賞に選ばれた。

田中さんの作品は「入筆、収筆の鋭さが大変秀逸。基本がよくできており、生命力にあふれている。大人顔負けの秀作だ」と評された。

山口さんの作品は「横断歩道に顔や手を付けて、交通安全キャラクターにした楽しいポスター。色の組み合わせもすっきりとして、わかりやすいところも素敵」と評された。

田中さんは、小学校1年生の時に同書道コンクールの作品集をみて憧れ、いつか自分も賞を獲りたいと思っていたといい「とてもうれしい」と喜びを語った。作品について「『あ』の払いと『お』の結びが難しく何度も書いた。バランスも気を付けた。5年生からは漢字の課題にも挑戦していきたい」と意気込みを語った。

絵を描くのが好きという山口さんは、普段から家でドラゴンなど空想の絵を描いたりしているといい「受賞できてとてもうれしい」と語った。自身の体験などをもとに作品を描いたという山口さんは「このポスターがきっかけで交通事故がなくなればうれしい」と話した。