一輪挿しに絵付け 桑名で小学生ワークショップ 三重

【色付けする子どもにアドバイスをするはっとりさん(前方左から2人目)=桑名市桑名の六華苑で】

【桑名】三重県桑名市の絵本作家、はっとりひろきさん(47)を招いたワークショップが1日、桑名市桑名の六華苑(国重要文化財)で、午前と午後の2回開かれた。はっとりさんの手ほどきを受け、計36人の小学生が一輪挿しの絵付けに挑戦した。

角材を用いた一輪挿しで、参加者は筆を執りアクリル絵の具で色を塗ったり、綿棒を使って絵を描いたり。風車を取り付けて完成させた。

イベントは、子どもたちに六華苑に親しみを持ってもらおうと、市が開いた。市は一昨年、同苑の創建110周年を記念して、はっとりさんとコラボして同苑を舞台にした絵本「ケロッカとクワッカ」を作った。絵付け体験の前には、はっとりさんが自身が手がけた絵本を紹介した。

同苑では、庭園の池の底にたまった泥を取り除く浚渫(しゅんせつ)工事が行われた後で、この日は池底の見学会もあり、参加者は普段は入ることができない池の中を歩いた。