犬の人形使って生態学ぶ 尾鷲小児童ら動物愛護教室

【犬の人形と触れ合う児童=尾鷲市中村町の市立尾鷲小学校で】

【尾鷲】三重県動物管理事務所と尾鷲保健所は16日、尾鷲市中村町の市立尾鷲小学校で動物愛護教室を開いた。2年生50人が犬との接し方を通じて命の大切さを学んだ。

動物愛護の心を育んでもらおうと、同校では2年ぶりに開催。同事務所の北村敏昭さん(49)が講師を務め、スライドや犬の人形を使って犬の生態や習性を説明した。

児童らは「犬の目線に合わせてしゃがむ」「胸の近くにゆっくり手を近づける」などの注意点を踏まえ、犬の人形をなでたり、飼い主役の職員らと交流したりした。

動物を飼う際の飼育マナーや動物アレルギーについて学んだ後、北村さんは「動物と人間が気持ち良く暮らすために、思いやりの心を大切にしてほしい」と語った。

鈴木由愛さん(8つ)は「近所の人が犬を飼っている。これからは犬が怖がらないように優しく触りたい」と話した。