羽毛製品集め災害支援 市民団体、志摩市社協に寄付金 三重

【社協の前田会長(中央)に目録を手渡す井口理事長(左)=志摩市役所で】

【志摩】使わなくなった羽毛製品を回収して収益を寄付する「UMOU災害支援プロジェクト志摩」の寄贈式がこのほど、三重県の志摩市役所であった。活動に取り組む伊勢市の市民団体「おもいやりプロジェクト」が、志摩市社協ボランティアセンターに2万8480円を寄付した。

市では令和4年度からプロジェクトが始まり、寄付は3回目。9月1日―11月30日まで、市内の清掃センターや社協、協力企業など12カ所に回収ボックスを設置し、羽毛布団109枚を回収。羽毛素材メーカー「河田フェザー」(明和町)が買い取った分を寄付に充てた。河田フェザーが回収した羽毛の洗浄などを行い、再利用される。

寄贈式には、おもいやりプロジェクトの井口徹理事長や橋爪政吉市長ら関係者が出席。井口理事長が社協の前田正典会長に目録を手渡した。

井口理事長は「多くの人の協力があってできること。今年も志摩市に寄付できてうれしく思う」、前田会長は「毎年いただいて感謝している。災害支援に活用していきたい」と話した。