10月に大阪で三重PRイベント 万博に合わせ誘客

【定例記者会見で「三重テラスin大阪」の設置を発表する一見知事=県庁で】

一見勝之知事は19日の定例記者会見で、県の情報発信拠点「三重テラスin大阪」を、10月に大阪市内で設けると発表した。来年の大阪・関西万博に合わせた観光誘客につなげたい考え。

県によると、10月9―15日、阪急大阪梅田駅(同市北区)の2階にある中央催事店に開設する。同月17―29日には、新大阪駅(同市淀川区)の「アルデひろば」にも設ける。

県産の食品や酒、伝統工芸品に加え、みえ応援ポケモン「ミジュマル」とのコラボ商品を販売。県内の観光スポットを紹介するパンフレットを配るほか、県のプロモーション動画も放映する。

阪急大阪梅田駅では関西圏の居住者をターゲットとし、団子などの食べ歩きをイメージした商品も販売。新大阪駅では外国人観光客の来場を想定し、忍者姿のスタッフらが記念撮影に応じる。

昨年11月にも、同市中央区道頓堀1丁目の観光案内所に三重テラスin大阪を設けていた。今年1月には、JR大阪駅付近の地下街にも設置。期間中は計約3900人が訪れたという。

一見知事は会見で、期間限定の情報発信拠点を大阪市内に設ける意義について「設置は一時的なものだが、三重のどのような点に興味を持ってもらえるのかを探りたい」と述べた。