
【志摩】三重県の志摩市が市制20周年記念事業の一環として作製する「マンホールカード」のデザインがこのほど、決定した。カードとなるのは、安乗岬園地駐車場(同市阿児町)に設置されているマンホールのふたで、着色デザインを地元の東海中学校に依頼し、1年生63人の原画の中から仲世古寧音さんの作品を選んだ。2千枚を作製し、12月上旬から同園地休憩舎で配布する予定。
市によると、マンホールカードは「下水道広報プラットホーム」が全国の自治体と共同で製作し、無料配布することで下水道に興味を持ってもらうカード型の広報ツールで、市では初めてとなる。
カード作製のため、灯台や海、太陽などを表現した同駐車場のマンホールふたのデザインをA4サイズの紙に印刷し、生徒らがマーカーペンを使って色鮮やかに着色。採用された仲世古さんは「海は毎日色が違うので海の色のグラデーションを意識した」と説明した。
仲世古さんの作品を耐久性のあるポリウレタン製のシールに印刷し、同駐車場のマンホールふたに貼り付けて、7日にお披露目する。生徒らの着色した原画63点は7日―20日まで同休憩舎に、27日―10月10日には市役所1階ギャラリーに展示される。