
パリ五輪体操女子代表で、四日市大1年の岡村真(まな)選手(19)=相好体操クラブ=が27日、出身地の三重県の津市役所を訪問した。初出場した五輪で女子団体で8位入賞したことを前葉泰幸市長に報告し、「経験を生かしてロスでの金メダルを目標に頑張りたい」と4年後のロサンゼルス五輪を見据えた。
全員10代、全員五輪初出場の4選手で予選に臨み、総合5位で決勝に進んだ。「年齢が近い分、何でも話せる雰囲気があった」。決勝は8位で「メダルを取れなかった悔しさはあった」が「次に向けた経験ができた」と前向きに受け止めた。
現地で印象に残った選手には団体、個人総合、同種目別跳馬の3冠を果たした米国女子体操のエース、シモーネ・バイルズを挙げた。「(自分と)身長はほぼ変わらないのに迫力ある演技をしていた。自分もロスに向けて力強い体操をしていけたら」と語った。
相好体操クラブ津教室で練習を始めた小学時代から師事する外村和才コーチと来庁した。五輪期間中、市役所本庁などに置かれた応援ノートに書かれた市民からの応援メッセージの画像を母親に送ってもらい励みにしたと語り、市長からノートなど受け取るとうれしそうに見つめていた。