
【亀山】三重県の亀山の市民団体「鈴鹿川等源流の森林づくり協議会」(安田正会長)は「山の日」の11日、亀山市関町沓掛の鈴鹿馬子唄会館周辺の鈴鹿川で、体験イベント「第8回サマーフォレスト」を開催した。5歳―中学1年生計15人と保護者ら含め計31人が参加した。
みえ森と緑の県民税を活用。同市坂下地区まちづくり協議会と市林業研究会、魚と子どものネットワークが協力。
同イベントは、森に育つ木に触れながら、木や動植物、川に生息する魚などを観察して、森と川の役割を学び、自然環境保全への意識を持つのが目的。
この日参加者らは、専用のへらを使い、ヒノキの丸太の皮剥ぎと、川に入り、たも網を使って生息するカワムツやヨシノボリなどの魚を捕って観察した。
同市みどり町から家族5人で参加した、小学6年生の櫻本龍海さん(11)は「丸太の皮を剥いだら、木の香りがした。川では、アカザが捕れて楽しかった」、同ネットワークの峯和也さん(38)は「アカザは、ナマズ目アカザ科で、水のきれいな所に生息している魚。うまく捕れたね」と話していた。
同協議会は、市内の坂下、加太、野登の3地区を中心に、森林の木や鈴鹿川源流に生息する魚などの調査をして、自然環境を守る活動を展開している。