2024年5月20日(月)

▼先の衆院補選三選挙区で全勝した立憲民主党が来夏の参院選で「野党候補者の一本化を目指す」という。この機に政権獲得に向けて新たな戦術に転換するのかと思ったが、早とちりだった。参院選が政権獲得選挙ではないことはむろんではある

▼次期衆院選に向けて、参院選の果たす役割もある気がするが、中川正春立民県連代表の会見からはうかがいしれなかった。野党一本化では焦点とされる共産党との連携については「全国的な話になれば別だが」と含みは残したものの「今のところない」「県内だけではできない」と踏み込む気配はなかった

▼日本維新の会も前日、次期衆院選で県内全選挙区での候補者擁立を明言している。連携は困難ということだろう。しからば中川代表の「野党一本化」とは何か。野党候補選考のための協議体を今月上旬に立ち上げたということであり、メンバーは立民県連、国民民主党県連、新政みえ、連合三重の四者。懐かしき三重モデルの再結集である

▼ぎくしゃくが続いていた国民県連との連携が復活し、それによって新政みえ、連合三重との関係も格段に向上したということだろうか。飛躍に向けてようやく足固めができたことは理解するが、県から大きなうねりを巻き起こすには物足りない

▼立民県連の参院選候補者の公募も継続するという。片や独自候補を選考し、片や一本化を他党と協議するというのも、リーダー的党としては分かりにくい気もする

▼県内に自民党議員のポスターが目立つ。危機感の表れと言えるが、予断を許さぬ情勢とも。