体操杉野(津出身)がパリ五輪へ フェンシング山田(鳥羽出身)は2大会連続 三重

【男子個人総合 鉄棒の演技を終え、ガッツポーズする杉野正尭=高崎アリーナで】

日本体操協会と日本フェンシング協会は19日、パリ五輪代表を発表し、本県からは、体操競技男子で津市出身の杉野正尭(たかあき)(25)=徳洲会体操クラブ=、フェンシング男子エペで鳥羽市出身の山田優(まさる)(29)=山一商事=が選ばれた。杉野は初、山田は東京五輪に続く2大会連続の五輪出場。

杉野は五輪代表最終選考会を兼ねて同日、群馬県で開催の体操競技のNHK杯であん馬、鉄棒で高得点を出し、チーム貢献度で選出された。津市立東観中まで所属した久居体操クラブで基本を学び、鯖江高(福井)鹿屋体育大(鹿児島)で競技を続けてきた。

【山田優】

フェンシングの東京五輪男子エペ団体優勝メンバーの山田は、今年3月のワールドカップ(W杯)で日本の男子エペ団体5位とパリ五輪出場枠獲得に貢献。日本フェンシング協会がこの日、都内で開いた理事会でパリ五輪の代表に承認された。
県民に夢や感動を

一見勝之知事の話 (杉野、山田両選手)競技に対する情熱と努力が五輪出場につながった。(杉野選手には)得意種目であるあん馬や鉄棒を武器に、見ている人を魅了する力強くたくましい演技を期待している。(山田選手には)東京五輪で史上初の団体金メダルに貢献され、2度目の五輪でメダルへの期待がますます高まる。全力でプレーし、県民に夢や感動を届けて下さい。
心からお祝い

前葉泰幸津市長の話 中学卒業までを津市で過ごし、久居体操クラブで体操競技の練習に励まれた杉野選手が五輪切符を手にされたことを心からお祝いする。五輪ではこれまで積み重ねられた実力を発揮し、日本代表として素晴らしい結果を期待しています。