横輪いも「大きくなあれ」 上野小児童が植え付け 伊勢の特産

【横輪いもの種芋を植える児童ら=伊勢市横輪町で】

【伊勢】三重県伊勢市横輪町などで栽培が盛んな特産品「横輪いも」の種芋を植える体験学習が8日、同町の畑で開かれ、地元の上野小学校4年生14人が参加した。

横輪いもは、餅のような粘りと甘味が特徴の山芋。体験学習は、生産に取り組む地元の「横輪町活性化委員会」や市、イオンなどが、子どもらに地域の農産物を学んでもらおうと企画した。11月には収穫体験も予定している。

児童らは、市や活性化委員会の担当者から、横輪いもの特徴や栽培について説明を聞いた後、種芋の植え付けに挑戦。畑の畝に張られたビニールのシートに穴をあけ、5センチほどの深さに種芋を丁寧に植えていった。最後に、児童らが「大きくなあれ、おいしくなあれ横輪いも」などと歌って豊作を願った。

体験した辻柚妃さん(9つ)は「土の神様に、よく育つようにお願いした。大きく育って、たくさんの人に食べてもらえたらいいな」と笑顔で話していた。