野生動物にGPS、行動調査 亀山市が獣害対策推進 三重大、県猟友会支部と協定

【シカの首にGPSを取り付ける佐野支部長(左端)=亀山市両尾町で】

【亀山】亀山市は8日、三重大学生物資源学研究科と県猟友会亀山支部の三者で「獣害被害対策推進協定」を締結したと発表した。

協定は、サル、シカ、イノシシなど野生動物による農林業や森林生態系、生活環境被害が増加する中、野生動物にGPSを装着し、行動範囲を把握する被害リスクマップを作成。市と三重大、同支部が連携を取り、同マップを活用することで、有害獣の効率的な捕獲により被害を軽減するのが目的。

市は昨年、サル被害を軽減するため、自治会連合会、亀山サルの会、県猟友会亀山支部の4団体で「モンキーレンジャーズ」を結成し、メスのサル1頭にGPSを装着し、行動範囲を調査している。この日は、同市両尾町の山林で捕獲したシカを麻酔で眠らせ、同支部の佐野公俊支部長が首にGPSを装着して山に放し、シカの調査を開始した。

市生物多様性・獣害対策室の山際文則室長は「協定を締結したことで、今年はシカを、来年はイノシシにも装着して、被害の軽減に努める」と話した。