新しい「村田」が存在感 皇學館大11季連続V導く決勝打 三重学生野球春季リーグ戦

【皇學館大―四日市大 八回表無死一、三塁、右前に決勝点となる勝ち越し打を放った皇學館大3番村田=5日、ダイムスタジアム伊勢で】

プロ野球・埼玉西武ライオンズの村田怜音内野手(22)の出身校で、東海地区大学野球三重県リーグで5日、11季連続13回目の優勝を決めた皇學館大(伊勢市)で新しい「村田」が存在感を高めている。

3年生の村田貴俊内野手。この春の県リーグで入学後初めて2番・遊撃手で先発出場の機会をつかむと開幕から8試合連続フル出場中だ。

身長は171センチ。196センチ、110キロの人並み外れた体格で「伊勢のガリバー」などと称された「本家」村田に比べて上背はないが、勝負強い打撃で攻撃でもチームに貢献している。

打率は6日現在3割4分4厘。優勝の懸かる大一番を6―3で制した5日の四日市大戦は3番に抜てきされ、5打数2安打1打点。3―3で迎えた八回無死一、三塁の場面では右前に敵失を誘う適時打を放ち、決勝点をたたき出した。

木本高校(熊野市)時代も定位置は遊撃。大学2年秋のリーグ戦で守備固めで途中出場する機会が訪れたが、当時の遊撃手はクリーンナップも打って攻守でチームの中心選手だった2学年上の井田翔斗(現・伏木海陸運送)の独壇場だった。

「このレベルにならないと上にいけない」と先輩の背中を見て学んだ成果が3年の春に結実。皇學館大として2015年以来の全国切符が懸かる東海大会に向けても「チームを勝ちに導ける活躍を」と誓う。