防災、楽しく学ぶ 桑名でイベント

【新聞紙で紙スリッパを作る子どもら=桑名市播磨のNTN総合運動公園サッカー場で】

【桑名】わくわくフレンズくわな子ども食堂(吉岡真弓代表)は29日、三重県桑名市播磨のNTN総合運動公園サッカー場で防災イベント「あそ防災」を開いた。多くの親子連れが訪れ、クイズや実験、体験などを通して、楽しみながら防災への備えや知識を学んだ。

訪れた人たちは、液状化現象をペットボトルを使った実験で学んだり、地震体験車に乗って地震の揺れを体験したりした。新聞紙で災害時に役立つ紙スリッパを作ったり、伊藤徳宇市長が出題する問題に答える防災クイズにも挑戦していた。

お湯や水を加えるだけでご飯ができる「アルファ米」の試食会では、2種類のご飯が用意された。わかめご飯を食べた桑名市立星見ケ丘小学校3年の水野太郎君(8つ)は「食べやすくておいしい」と話した。

桑名地域生活安全協会は、誘拐などの犯罪や闇バイトから身を守るための知識を伝える防犯講話を実施。防犯用のホイッスルを来場者に配った。

令和4年に初開催し、今年で3回目。吉岡代表(59)は「このイベントが、家族で防災について話し合うきっかけになれば」と話した。