伊勢の児童園に48万円 津で「おぎゃー献金」贈呈式

【三橋さん(左)に目録を渡す森川評議員=津市桜橋の県医師会館で】

【津】障害児のため全国の産婦人科医や妊産婦から寄せられた「おぎゃー献金」令和5年分の贈呈式が29日、三重県津市桜橋の県医師会館であり、伊勢市御薗町の児童発達支援・放課後等デイサービス施設「伊勢市おひさま児童園」に大型遊具などの購入費48万6255円を贈った。

同献金は昭和38年に始まり日本産婦人科医会が運営する日母おぎゃー献金基金が毎年都道府県の推薦した施設や研究機関から贈呈先を決定している。

本県は令和5年に38施設から寄せられた153万2306円を県産婦人科医会(小畑英慎会長、会員220人)を通じ献金。伊勢市在住の0―18歳の障害児や発達に不安のある子が通所する同施設の療育に役立つ遊具購入費を推薦し選ばれた。

贈呈式では同基金評議員の森川文博氏が同施設児童発達支援管理責任者の三橋恵美さん(53)に目録を贈った。遊具は既に施設に届いているといい、三橋さんは「今までにない遊具や傷んだ遊具を新調できて皆喜んでいる。大変ありがたい」と謝辞した。

県医会同献金担当理事の菊川東洋氏(51)は「三重は会員1人あたりの献金額が全国11位と高い。お産は元気に生まれるばかりではないので一般の方にも関心を持ってもらえるよう呼びかけを続けたい」と述べた。