津市社協に備蓄5300点寄贈 NTT西日本三重支店、入れ替え時期の7拠点

【石川会長(右)に災害備蓄保存食を贈る佐藤支店長=津市桜橋2丁目のNTT西日本三重支店で】

【津】NTT西日本三重支店(津市桜橋2丁目、佐藤麻希支店長)は26日、同支店で贈呈式を開き、入れ替え時期を迎えた管内7拠点の災害用備蓄保存食約5300点を津市社会福祉協議会(同市大門、石川博之会長)に寄贈した。同社協を通じ市内の子ども食堂や困窮家庭に提供される。

同支店は令和3年から困窮家庭などを支援する団体に備蓄品や社員の持ち寄った食料品を寄贈している。昨年同社協の子育て支援イベントに社員がボランティアで参加した縁で今回初めて同社協を寄付先に選んだ。

贈呈式で佐藤支店長は「私どもの活動が一人親家庭や生活に困っている方のお役に立てれば。ICTだけでなく地域の一員として貢献していきたい」とレトルト食品や缶詰などを手渡した。石川会長は「子ども食堂と生活に困っている方に活用させていただく」と謝辞した。

同社協によると令和5年度の困窮家庭への食料支援は延べ253世帯。コロナ禍の増加は落ち着いたもののコロナ前の150世帯には戻らず高止まりが続いているという。