土壇場で宮地が同点打 津田学園、サヨナラ呼び込む

【山商―津田学園 九回裏無死一、三塁から同点の左前適時打を放った津田学園7番宮地捕手(中央)=津球場で】

津田学園の3年、7番宮地は1点を追う九回裏無死一、三塁で打席に入った。初球の変化球を振り抜くと、打球は遊撃手の頭を越えて左前へ。三走惠土の生還を見届け、一塁上で大きく手を挙げた。

昨秋の県大会2回戦、神村伊賀に負けた試合で最終打者になり、悔しい思いをした。「秋の借りを返そうと思った」と強い気持ちが同点打となり、その後のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

昨秋2だった背番号は、今大会20になり、同級生の齋藤と正捕手の座を争う。それでも「背番号よりも、津田学園の代表としてプレーするだけ」と語る。

「東海大会出場が決まってうれしい。1位通過を目指したい」と優勝を狙う。「今日のことをリセットし、次の試合に向けて最善の準備をしたい」と意気込んだ。