ちりめん細工や創作人形 四日市・楠歴史民俗資料館で展示 三重

【作品を紹介する4人=四日市市楠町の楠歴史民俗資料館で】

【四日市】三重県四日市市の趣味の手作り作家4人のグループ「ポジティブバーバ」(森田富子代表)は19日、同市楠町の楠歴史民俗資料館で、「創作古布細工&球体関節人形展」を開いた。古布細工や人形など250点余を展示している。21日まで。

柳川迪子さん(79)と福本多美子さん(73)は古布細工、森田代表(71)と坪根美和子さん(75)は人形を出品している。

江戸から昭和初期にかけてのちりめん古布を使った、子どもの無事な成長を願うつるしびなや縁起物の七宝まり、丹精したツバキ約120種の色柄や花びらの形、大きさをそのまま再現した作品などが並ぶ。

表情豊かなドレスや和服姿の人形、ピエロ、晴れ着の少女など、3種の粘土を混ぜた専用粘土を使い、首や手足、腹部、指先の関節に球体を入れて仕上げ、愛着のある着物や洋服を仕立て直して作った衣装を着けて、ポーズを取った人形を展示している。

森田代表は「仲間と親交を深め会いながら創作活動をしています。多くの方に楽しんでいただきたい」と話していた。