伊勢市に3000万円寄付 シンフォニアテクノロジー 企業版ふるさと納税 三重

【鈴木市長に目録を手渡す武藤会長(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】電機メーカー「シンフォニアテクノロジー」(東京都)は19日、結婚や出産、子育て支援に役立ててもらおうと、三重県伊勢市に企業版ふるさと納税として3千万円寄付した。

同社は1917(大正6)年、鳥羽市で創業。伊勢市には41(昭和16)年に建設された伊勢製作所があり、主要生産拠点の一つとなっている。

今回の寄付は、地元の子どもらの意見を取り入れて今月オープンする市営大仏山公園の施設整備や、給付型の奨学金育英事業の資金に活用される。同社が企業版ふるさと納税として市に寄付するのは、昨年に続く2回目。

市役所に同社の武藤昌三会長らが訪問し、鈴木健一市長に目録を手渡した。

武藤会長は「伊勢の子どもたちがすくすく育つようお手伝いしたい。それが地域の活性につながれば」と話した。鈴木市長は「御社は地元になくてはならない企業。若者を地域で育んでいけるよう努めたい」と感謝した。