風景や花、墨の濃淡で表現 伊勢で水墨画サークル作品展 三重

【会員らの多彩な水墨画と市川代表=伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で】

【伊勢】三重県伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で、同市の水墨画サークル「心墨会」の作品展が開かれている。5月31日まで。木、金曜は休み。

同会には40─70代の男女11人が所属。講師を務める山本晃さんの指導の下、市生涯学習センターいせトピアで月1回、楽しみながら作品制作に取り組んでいる。

同展には、会員と山本さんがさまざまな技法を使い、墨の濃淡やにじみを生かして仕上げた15点を展示。扉の木目まで細やかに描き込んだイタリアのワイン貯蔵庫、雲の表現にこだわった大台ケ原・正木峠の風景、華やかに描いたボタンの花などが並び、訪れた人の目を楽しませている。

市川幸洋代表は「墨の濃淡だけで表現する水墨画は奥深く、色合いを工夫しながら描くのが面白い。作品を展示したことで会員の皆さんの意欲につながれば」と話した。