真珠の魅力を紹介 三重県総合博物館、20日から開館10周年記念展

【帯留「桜」(ミキモト真珠島 真珠博物館蔵)】

【津】三重県総合博物館は20日から、開館10周年を記念する企画展「パール 海の宝石、神秘の輝き」を開く。三重ブランドにも認定されている真珠についてさまざまな角度から魅力を紹介する。6月16日まで。月曜(祝日の場合は火曜)休館。観覧料一般800円、学生480円、高校生以下無料。

日本の天然真珠 三重の真珠▽世界の天然真珠▽養殖真珠の広がり―の3章を中心に構成し展示総数は約100点。

福井県若狭市鳥浜貝塚から出土した縄文時代前期、日本最古の「鳥浜パール」、西欧の技法を導入し明治期に御木本真珠店が製作した帯留「桜」、昭和の大礼に際し県から宮内庁に献上された「瑞鳳扇」、昨年全国真珠品評会で全国1位を受賞した養殖真珠などを展示する。養殖真珠の歴史や県の真珠産業の取り組みについても紹介する。

【企画展「パール 海の宝石、神秘の輝き」のチラシ】

期間中のイベントは、5月18日=真珠のブレスレットを作ろう▽同19日=講演会「人と真珠そのかかわりを考える」(ミキモト真珠島真珠博物館館長松月清郎氏)▽6月2日=真珠のネックレス制作体験▽同8日=はじめての真珠講座「本物で学ぶ真珠の見方・選び方」▽同15日=講演会「クラフトマンからみる真珠装飾」(ジュエリークラフトシュドウ代表首藤治氏)―などがあり、いずれも実施日の3週間前までに申し込みが必要(応募者多数の場合は抽選)。問い合わせは同館=電話059(228)2283=へ。