県庁マルシェにぎわう、障害者事業所が出店

【「県庁マルシェ」を訪れる一見知事(左)=県庁で】

障害者が働いている三重県内の事業所が物品を販売する「県庁マルシェ」が16日、県庁1階の玄関ホールで始まり、多くの県職員らでにぎわった。今後も毎月第3火曜に開く。

県によると、障害者の就労について知ってもらうことや収入の向上を目的に開催。障害者の就労を支援する県社会就労センター協議会とNPO法人「共同受注窓口みえ」が共催した。

この日午前11時半から、津、松阪、亀山の各市にある9店が弁当やパン、菓子、コーヒーなどを販売。2時間ほどの開催を予定したが、売れ行きが好調で予定より30分ほど早く終了した。

一見勝之知事も訪れ、伊勢茶入りのクッキーやシフォンケーキを購入。1店舗ずつ見て回り、店員に「どの商品が人気ですか」「これからも頑張ってください」と声をかけていた。

訪問後の取材には「多くの人に来てもらい、ありがたい。売っている人は元気で頑張っていた」と感想を語った上で「今後も社会参画に協力したい。庁外からも訪れてもらいたい」と話した。