史跡、廃寺を「歴趾印」 亀山の土産店、自販機で販売 三重

【歴趾印の自動販売機を紹介する服部店主=亀山市関町新所の土産店「関見世吉右衛門」で】

【亀山】三重県亀山市関町中町の関宿街道沿いで、銘菓「関の戸」を販売する、老舗和菓子店「深川屋陸奥大掾」(服部亜樹店主)の妻が営む、関町新所の土産店「関見世吉右衛門」の自動販売機で14日、市内の歴史的史跡「正法寺山荘」と廃寺「護国寺」の歴趾印の販売を始めた。

服部店主(59)は、市内に存在している歴史的史跡や城跡、廃寺などを多くの人に知ってほしいと、このたび第1弾として、正法寺山荘と護国寺の2カ所を選んだ。歴趾印のデザインは、服部店主が正法寺山荘を、護国寺は同町新所の長徳寺副住職が考案。1セット(2札入り)500円。

御朱印とも言える「歴趾印」は、歴史上重要な役割を終えた史跡の歴史の「歴」と経てきた足跡の跡を「趾」の漢字にし、朱印の「印」とした。

関町鷲山の正法寺山荘は永正2年、当時の亀山城主、関盛貞が京都大徳寺の末寺として創建。これまでの発掘調査により、土塁や井戸、建物跡などが見つかり、昭和56年に国の史跡に指定された。現在、約200本のサクラの名所として、多くの人が訪れている。

一方、同町坂下の護国寺は、851年開基。江戸時代に上洛の途中、徳川家康、家光が休息した寺。明治に入り廃寺となった。現在、当時の石垣が残されており、往時をしのばせている。

服部店主は「亀山にはまだまだ多くの歴史的史跡や廃寺がある」とし、「第2、第3弾として『歴趾印』を作成する」と話していた。問い合わせは関見世吉右衛門=電話0595(86)5780=へ。