みずほ銀本店社食で腸活メニュー 四日市支店と食品素材メーカー「太陽化学」がフェア

みずほ銀行四日市支店と食品素材メーカー「太陽化学」(三重県四日市市山田町)は2―12日の土日を除く9日間、東京都千代田区のみずほ銀行本店社員食堂で「次世代腸活フェア」を開き、太陽化学が開発した「グアー豆食物繊維」を使った健康メニューを提供した。食堂は1日3千人以上が利用し、健康メニューは完売する人気だったという。

同行四日市支店が、取引先である同社の商品の発信と、行員に健康意識を高めてもらおうと企画した。

同社によると、グアー豆食物繊維は、グアー豆に含まれる水溶性の食物繊維。便秘と軟便の両方に効くほか、短鎖脂肪酸を産生するなど腸内環境を整える効果があるという。粘度が高いためこれまで食品素材としての使用用途が限られていたが、同社が低粘度化する生産技術に成功し、工業化した。

食堂では、粉末のグアー豆食物繊維のサプリ「サンファイバー」と一緒に炊き込んだご飯が付いた定食や海鮮丼、カレーなどが提供された。

腸活メニューを5日食べたという30代の男性行員は「いつもと変わらずおいしかった。腸活を考えるきっかけになった」と話した。

12日には、サンファイバーなどの販売会があり、多くの職員が買い求めていた。

同社東京本社マーケティング部の三ツ矢智美部長は「予想以上の反響で、腸の健康意識や関心の高さを改めて知ることができた」と感想。「健康経営が注目され、企業の取り組みが進められているが、腸に焦点を当てた従業員の健康増進を図っていく活動が広がれば、われわれとしても協力できることもあるし、ありがたい」と話した。

同行四日市支店の川本潤支店長は「太陽化学の商品の周知ができ、また行員の健康意識を高めることができ、ウィンウィンの取り組みなったのかと思う」とし、「これからも三重の企業などとの連携を通じ、地方創生、三重の活性化に寄与できるようお役に立つ取り組みを進めていきたい」と語った。