伊勢神宮奉納花火、CFで資金募る

【伊勢】伊勢の夏の風物詩「伊勢神宮奉納全国花火大会」が7月13日、伊勢市の宮川河畔で開催される。市などでつくる大会委員会は、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。7月31日まで。

昭和28年の伊勢神宮式年遷宮を記念して始まった花火大会。日本三大競技花火の一つとされ、今年で72回目を迎える。

物価高騰や資材不足が懸念され、開催費用の確保に苦心する中、今後も花火大会を継続していくためにCFを実施することにした。目標金額は200万円。CFサイトは「うぶごえ」。支援金の半分は花火師への支援に充て、残りは大会運営に活用する。返礼品は寄付額に応じて、特別観覧席や花火玉をモチーフにした木製のオリジナルキーホルダー、限定カラーの大会記念Tシャツなどを用意している。

担当者は「昨今の情勢で、資金確保が難しい状況が続くが、花火大会を待ち望む市民の声は大きい。大会継続のための応援、協力をお願いしたい」と話している。

問い合わせは事務局の市観光振興課=電話0596(21)5542=へ。