布絵タペストリーや額装展示 四日市で古裂あぷりけ教室

【作品を紹介する堀田さん(左から2人目)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市三重のあぷりけ作家、堀田すみ子さん(78)は10日、同市安島の市文化会館第3展示室で「古裂あぷりけ教室発表会」を開いた。自身と指導する四日市と桑名教室の生徒14人の布絵タペストリーや額装175点を展示している。12日まで。

ちりめん古布にボタンやホウズキ、カブラなどの布絵を散らしたタペストリー「楽しい日々」、藍染め古布に子ども用の着物や風呂敷生地で色鮮やかな花畑を表現した「チューリップ」、松阪木綿やかすり生地で描いた「ポピー」など、江戸から昭和初期にかけての古布を使った味わい深い作品が訪れる人の目を楽しませている。

堀田さんは、革工芸作家として各地で個展活動の傍ら、名古屋、四日市、桑名教室で古代裂を使った布絵の指導もしている。「心が沈みがちなニュースが多い中、明るい作品でほっと心和んでいただけたら」と話していた。