第1期生が新たな一歩 聖母の家学園いなべ校、初めての入学式 三重

【手を上げて「はい」と返事をする森さん(右から4人目)=いなべ市藤原町石川の聖母の家学園いなべ校で】

【いなべ】特別支援学校「聖母の家学園いなべ校」の初めての入学式が9日、三重県いなべ市藤原町石川の同校で開かれた。小学部1年から高等部本科2年までの5人が、第1期生として新たな一歩を踏み出した。

式では、山下達也校長が「皆さんが入学してくるのを楽しみに待っていました。広い校舎と校庭で思い切り学んでいきましょう」とあいさつした。

金井辰也教頭が一人ずつ名前を呼んで、新入生を紹介した。名前を呼ばれた中学部1年の森柊吾(しゅうご)さん(12)は、手を上げて「はい」と返事をし、その場で立ち上がった。我が子の姿を見守っていた母の真奈美さん(45)は「楽しく元気に通ってくれれば」と話した。

いなべ校は、四日市市波木町の特別支援学校「聖母の家学園」の分園。いなべ市から無償譲渡を受けた旧東藤原小学校の校舎を改修し、本年度から児童生徒を迎えた。