アジサイなど優しい色合いで表現 玉城町で太田さん油絵展 三重

【優しい色合いの油絵と太田さん=玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で】

【度会郡】三重県玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で、鳥羽市池上町の太田真理子さん(59)の個展が開かれ、優しい色合いで表現した油絵40点が訪れた人の目を楽しませている。14日まで。

油絵を描いていた父親の影響で、子どもの頃から自然と絵筆を握るようになり、高校卒業後は美術系の短大に進んで本格的に絵を学んだ。結婚後は家事や育児、仕事をしながら県展に出品。ゆっくりと絵に向き合う時間ができた50歳ごろから、楽しみながら作品制作に取り組んでいる。

2回目となる同展には、アジサイやシクラメン、ストロベリーフィールドなど身近にある花を絵筆やナイフ、指を使って描いたり削ったりして仕上げた作品を展示。柔らかな色使いが印象的な人物画も目を引く。

太田さんは「3年後に個展をするのが今の目標。今後はもっと人物を描いてみたい」と話した。