外国籍市民に日本語指導 亀山市と市民団体が教室

【5カ国語であいさつをする北川次長(右端)=亀山市若山町の市青少年研修センターで】

【亀山】三重県の亀山市と市民活動団体「はじめのいっぽ」は6日夜、同市若山町の市青少年研修センターで、「令和6年度日本語教室」の開講式を開いた。市内在住・在勤のベトナムやインドネシアなどの外国人計31人が受講した。

同教室は12月4日まで、同センターで毎週土曜の夜に、初級、中級、上級の3コースに分れて、ひらがなやカタカナ、漢字などの読み書きのほか、日常生活の役に立つ日本語を指導する。自分でコースを選択して、途中でコースを替えることも可能。

市市民文化部の北川明美次長は、日本語と英語、ポルトガル語など5カ国の言葉で、「たくさんの日本語を勉強して覚えてください。できる限り休まずに続けることが、上達する第一歩です」とあいさつした。

ベトナムから来日して亀山に住んで約3年のフィン・ティ・サオリーさん(42)は「ひらがなやカタカナは読めるが、漢字が分からないので、教室では漢字を習います」と話した。

市によると、市内の外国人住民は2月1日現在、市内総人口の4・9%を占める2412人。ベトナム、インドネシア、ブラジル人が多いという。