交通安全啓発ダンス、高校生が披露 松阪多気地区で春の運動出発式 三重

【交通安全啓発のダンスを披露する部員ら=松阪市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで】

【松阪】松阪多気地区交通安全対策会議は5日、三重県松阪市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで「春の全国交通安全運動」(6―15日)の出発式を開いた。

同会議委員、参与、協力団体の松阪市や明和町、多気町、松阪地区交通安全協会、松阪署などから約150人が出席した。

同会議会長の竹上真人同市長は「松阪署管内で今年、交通事故で3人が死亡した。そのうちの1人が世古口哲哉前明和町長で悲しい。昨年に比べかなり早いスピードで発生し、危惧している」とあいさつ。

松阪署の西條一人署長は「昨年の管内の交通死亡事故は4人。歩行者と高齢者の割合が多い」「運動期間は入学時期と重なり、子どもに関連する事故が多発する」と述べ、「こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践」など運動の重点を呼びかけた。

竹上会長が高杉元気クラブのメンバーに反射材着用推進推奨像を伝達し、みどり保育園の園児約30人が「こうつうあんぜんのおやくそく」を唱和。三重高校ダンス部の約30人が新入学児童や警察官の衣装で交通安全を啓発する創作ダンスを披露し、交通安全宣言した。

参加者はパトカーや白バイの交通指導取り締まり部隊と広報啓発部隊の出動を見送った後、近くのマックスバリュ川井町店前で啓発品やチラシを配布した。