外国人F1観戦客の通訳に 鈴鹿の駅で高校生らボランティア 三重

【外国人観光客に対応する生徒(右)=鈴鹿市の近鉄白子駅で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕したF1日本グランプリレースに合わせ、最寄り駅の近鉄白子駅と伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅で5日、2校の高校生が通訳ボランティアとして、外国人観光客に対応した。6日以降は近鉄平田町駅、伊勢若松駅も加えた4駅で、F1期間中の7日まで実施する。

両鉄道が、F1期間に高校生通訳ボランティアを迎えるのは初めて。増加する外国人観光客への対応向上と生徒らに実践の場を提供するのが狙い。参加するのは、鈴鹿市の県立飯野高校英語コミュニケーション科2、3年生延べ16人と、津市の私立高田高校2、3年の英語部と有志生徒延べ56人。

初日は高田高校の5人が白子駅、同校の10人と飯野高校の5人が鈴鹿サーキット稲生駅で、それぞれそろいのビブスを着用し、乗り越し精算やバスの乗り換えなどで困っている外国人観光客を駅係員と一緒にサポートした。白子駅で対応した高田高校2年の川戸花彗慧楽さん(16)は「通訳ボランティアは初めて。普段勉強している英語とはまた違った感じで楽しい。みんなで3日間しっかりと頑張る」と話した。