世界で一つの作品並ぶ 津で三重県自閉症協会 書や絵、手芸など230点

【県自閉症協会の会員作品が並ぶ会場=津市西丸之内の津リージョンプラザ3階で】

【津】三重県内の自閉症当事者と家族、支援者でつくる県自閉症協会(会員348人)は4日、津市西丸之内の津リージョンプラザ3階で第15回作品展を開いた。小学生―50代の会員が制作した書や絵、手芸などの作品230点を展示している。7日まで。

自閉症への理解を深めてもらおうと開催。県内6ブロックの会員と自立支援センター3施設の利用者らが出品した。

書や絵をはじめ、細長く切った布を合わせて目鼻を付けた「おばけ3兄弟」や四角い紙に数字をデザインした「数字のダンス」など世界で一つの作品が並ぶ。自閉症の特徴や接し方の助言を紹介するコーナーもある。

勝又亜里砂会長(47)は「自閉症の物の見方や楽しい視点を少しでも知っていただく機会になれば」と来場を呼びかけた。