松阪市の地域おこし協力隊員に フリーカメラマン山下さんを委嘱 三重

【山下さん(左)に委嘱状を渡す竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪市は3日、新しい地域おこし協力隊員に広告写真を扱うフリーランスカメラマン、山下竜也さん(37)を委嘱した。妻の佳苗さん(39)と同市飯高町宮前に住む。任期は3年。

地域おこし協力隊は飯南・飯高・嬉野(宇気郷・中郷地域)で活動し、SNS(交流サイト)での情報発信や移住・定住の促進、自然体験イベントに取り組む。山下さんは5人目となる。現在、隊員は山下さんを含め3人いる。

山下さんは尾鷲市出身。大阪府警に勤務後、写真スタジオカメラマンや広告写真カメラマンアシスタントを経て独立。デザイナーの佳苗さんと昨年結婚し、妻の実家のいなべ市北勢町で暮らしていたが、松阪市への移住を決め、同市協力隊に応募した。

委嘱式で山下さんは「写真の技術を生かし、自分が撮った写真を見て、松阪市へ来たいと思えるようにしたい」と抱負を語った。

竹上市長は「香川県の父母ケ浜は1枚の写真で1年間に50万人訪れるようになった。たくさんの方に来ていただける、引きつける写真を撮ってほしい。ハードル高いですよ」と激励した。