【伊勢】三重県伊勢市朝熊町の県営サンアリーナ入り口にある「花の広場」で、赤や白、ピンク色の花をつけるハナモモが見頃を迎えている。菜の花やユキヤナギなども咲きそろい、色とりどりの花が織りなす春の風景が、訪れる人を楽しませている。
花は、市民グループ「朝熊山麓に花を咲かす会」が、地域の人に季節の花を楽しんでもらおうと20年前から手入れ、管理している。約5千平方メートルの敷地に、ハナモモ約280本をはじめ、黄色い花を咲かすレンギョウ、淡いブルーのネモフィラ、菜の花など6種類の花木が植栽されていて、家族連れなど多くの人が、散策や写真撮影を楽しんでいる。
会の代表岩﨑理さん(77)は「今年は天候不順や強風、イノシシの獣害で管理が大変だった。花に囲まれ、日頃のストレスを解放して、ゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と話していた。
見頃は、今月中旬まで続く見込み。