三重県ゆかりの萩焼作家100点展示 津・三重画廊で販売

【萩焼の作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

 

【津】「三重県ゆかりの萩作家展」が3日、津市中央の三重画廊で始まった。県出身やゆかりの萩焼作家ら9人の茶陶など約100点を展示販売している。7日まで。

近現代の工芸品や茶道具を扱う山口県萩市の公信堂熊谷美術(熊谷隆代表)が主催した。

津市出身の陶芸家、川喜田半泥子と親交のあった人間国宝の第11代三輪休雪、志摩市出身で山口県無形文化財保持者の野坂康起氏ら著名な故人と、鳥羽市神島出身の小久保凌雲氏ら現在活躍する30―70代作家の作品を展示している。

萩焼らしい枇杷(びわ)色の茶わんから現代的な意匠の花入れまでさまざまな作品が楽しめる。熊谷代表は「伝統の中から革新的な物が生まれ、その繰り返しの中に歴史がある」と話した。