皇學館高校にパソコン寄贈 岡本土石工業と三十三銀行 三重・伊勢

【寄贈品のパソコンと(左から)芝﨑校長、東常務取締役、三十三銀行の辻村吉保理事=伊勢市の皇學館高校で】

【伊勢】建設資材の製造販売を手がける「岡本土石工業」(三重県紀宝町)と三十三銀行(四日市市)は29日、同行の社会貢献型私募債を活用し、伊勢市の皇學館高校にノートパソコン4台を贈った。

社会貢献型私募債は、私募債を発行する企業から同行が受け取る手数料の一部を活用し、企業が指定する団体などに寄付するもの。同社は昨年12月に私募債を発行。同校の希望に合わせ、ノートパソコンと付属品一式を贈ることにした。

寄贈式が同校で開かれ、同社の東将博常務取締役が、芝﨑俊也校長に目録を手渡した。芝﨑校長は「ITC教育やDX人材の育成に力を入れている。寄贈いただいた品を活用し、学びの向上につなげたい」と感謝した。

同社は、地域を担う子どもたちの教育に役立ててもらおうと、グループ会社を含め10年以上前から、県内の教育機関などに希望の品を贈る活動を続けている。同校への寄贈は昨年に続き2回目。東常務取締役は「地域の将来を考えると教育は非常に大事。ICT教育の推進に役立ててもらえたら」と話した。