追跡の軽トラ衝突、男性死亡 パトカーが追突も 三重・松阪

【破損した軽トラック(上)と、軽トラックと衝突したパトカー=松阪市中央町の松阪署で】

【松阪】28日午前1時35分ごろ、三重県警松阪市垣鼻町の市道で、松阪署のパトカーに追跡されていた軽トラックが電柱に衝突し、さらにパトカーに追突された。軽トラックを運転していた住所、職業共に不詳の奥田正幸さん(55)は市内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。

同署によると、軽トラックが交差点を通過する際に一時停止しなかった可能性があるとして、パトカーが赤色灯を点灯。マイクで停止を求めたが、軽トラックは約400メートル走行して道路左脇の電柱に衝突した。

軽トラックは左前部が大きく壊れ、パトカーは前部が破損した。パトカーを運転していた同署地域課の男性巡査部長(32)と助手席に同乗していた同課の男性巡査長(30)にけがはなかった。

林伸一副署長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りする。今後、原因について調査する」と話した。