宇治山田商、8強ならず センバツ高校野球、中央学院=千葉=に惜敗

【2回戦で敗れ悔しそうな表情で三塁側応援席に向かう宇治山田商の選手ら=甲子園で】

阪神甲子園球場で開催中の第96回選抜高校野球大会で、東海地区代表として16年ぶり2度目の出場の宇治山田商=三重県伊勢市=は27日、春夏通じて初の甲子園ベスト8進出を目指して2回戦で中央学院=千葉=に挑み、6―7で敗れた。

1回戦はチーム無失策だったが、2回戦では四回までに2失策と守備が乱れて一時0―7の劣勢に。四回以降、6点を返す粘りを見せたが八回、九回の同点機であと1本が出なかった。

宇治山田商・村田治樹監督の話 序盤に守れなかった。選手を落ち着かせてやれなかった自分の力不足。(後半から)守備が落ち着き、うちのゲームができた。良い課題をたくさんいただいたのでまた戻って来れるよう練習する。いろんな選手が甲子園を経験できたことも良かった。

宇治山田商・伊藤大惺主将の話 守備にミスが出て受け身になってしまった。監督から「割り切っていこう」と言われたことが後半の攻撃につながった。(最終打者になり、九回2死一塁から)二盗してくれた山本を返せなかったことが悔しい。夏また甲子園に戻ってリベンジする。
2回戦で敗れ悔しそうな表情で三側応援席に向かう宇治山田商の選手ら=甲子園で