Cバスにリニアをラッピング 亀山市、早期実現へ盛り上げ

【「さわやか号」の車体にラッピングしたリニア中央新幹線=亀山市御幸町のJR亀山駅で】

【亀山】三重県の亀山市はこのほど、リニア中央新幹線の全線早期実現に向け、市内を運行するコミュニティバス「さわやか号」の車体の側面に、リニア中央新幹線の絵をラッピングした車体の運行を始めた。

ラッピングした車両にはリニアの絵と、「LINEAR TO KAMEYAMA」と「昭和・平成・令和の時をつなげ」の文字を入れた。

さわやか号は、市の委託を受けた三重交通がJR亀山駅を発着点に、市文化会館―市役所―市立医療センターなど市の中心部を終日、12便運行している。

市の担当職員は「多くの市民が利用する『さわやか号』にラッピングすることで、早期全線開通への士気を高めて、盛り上げたい」と話している。JR東海は、リニア中央新幹線(東京―大阪間)の全線開通を2037年とし、名古屋―大阪間の県内候補地駅を亀山市内に決定している。