模擬投票を体験 伊勢学園高2年生、選挙学ぶ 三重

【実際の投票箱などを使って模擬投票を体験する生徒=伊勢市の伊勢学園高校で】

【伊勢】三重県伊勢市黒瀬町の伊勢学園高校で15日、選挙の意義や投票の流れを「模擬投票」を通じて学ぶ授業があり、2年生約250人が参加した。

選挙権年齢が18歳に引き下げられて以来、市選挙管理委員会の協力を得て、実際の選挙で使用される投票箱や記載台などを使った模擬投票を実施。例年、選挙権を得る前の2年生を対象に開いている。

模擬投票では、架空の衆院選を想定し、教員らが党代表や立候補者役となって登壇。労働環境の改善に向けた政策や学校生活向上のための公約などを主張した。演説の後、生徒らは投票の流れを確認しながら1票を投じていた。事前には、選管委員会から政治や選挙について学ぶ講義もあった。

投票を体験した前出幸優花さん(17)は「政治や選挙に興味はなかったが、模擬投票を体験してイメージがつかめた。来月に18歳になるので、実際の選挙があれば投票にいきたい」と話していた。