「戸田家」を書類送検 海に汚水排出疑い 鳥羽海保

【鳥羽】鳥羽海上保安部は14日、水質汚濁防止法違反の疑いで、三重県鳥羽市鳥羽1丁目の旅館業「戸田家」と排水処理責任者で同社役員の男性(64)を津地検伊勢支部に書類送検した。

送検容疑は昨年8月―10月の間に、同法で定められた基準値の38倍にあたる大腸菌群が含まれた汚水を、鳥羽港に直接排出した疑い。海保は認否を明らかにしていない。

海保によると、職員が昨年8月、戸田家から悪臭を発する汚水が排出されていることを確認。昨年11月に家宅捜索していた。健康被害は報告されていないという。