通学時の〝万一〟に防犯ブザー タカミ、津の新小1に寄贈

【森教育長(右)に目録を手渡す小川代表=津市西丸之内の市教委庁舎で】

【津】三重県津市庄田町の建設業タカミ(小川賢司代表)は14日、市内公立小と義務教育学校計49校の新1年生に防犯ブザー約2100個を寄贈した。

同社は万一に備えてもらおうと平成30年から市内公立小などの新1年生に緊急用ホイッスルを寄贈し、6年かけ全ての児童に届け一区切りとした。今年はあらためて要望を聞き、防犯ブザーに決定した。

同市西丸之内の市教育委員会庁舎で受贈式があり、小川代表(57)が「元日の能登半島地震のこともあり今年も防災に特化した物にした。使わないのが理想だが子どもたちの防犯、防災に役立ててもらえれば」と呼びかけた。

森昌彦教育長は「引き続き子どもたちのために寄贈いただき感謝している。新1年生は保護者も通学に不安があり大きく音が鳴るブザーは何かあった時に役に立つ」と感謝。「実際の使い方の指導も含め有効に使えるようにしていく」と述べた。

防犯ブザーは電池式でピンプラグを引き抜くと音が鳴りLED(発光ダイオード)ライトが点滅する形式。本年度中に各校に届けられ入学に合わせて新1年生に手渡される予定。