熟年クラスOBら力作披露 四日市市民大学26期会作品展・三重

【卒寿を祝うコーナー=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市民大学熟年クラスOBでつくる26期会(浅野清実行委員長)は12日、同市安島の市文化会館第3展示室で「第12回作品展」を開いた。会員23人による水墨画、書道、俳句、陶芸、銅板工芸、絵画の6部門と趣味の作品約120点を展示している。13日まで。

竹内好子さん(81)は、行書体でしたためた書パネル作品「積功累徳」など2点、諸戸忠良さん(76)は、山梨県・忍野村から雪の富士山を望む「待春」など水墨画3点を出品している。また、手編みのクラフトバッグやパッチワークのこたつ布団など、趣味の作品も展示している。

今回は、会最高齢の西岡佐和子さん(90)の卒寿を祝うコーナーが設けられている。俳句「みどり児の笑顔全開冬日和」をはじめ、愛らしい動物や果実などをちぎり絵で描いた「ちぎり絵かるた」、写真作品など22点を並べている。

加曽利行雄副会長(78)は「皆さんが創作意欲を燃やして制作した作品が多く集まった。シニアパワーを感じていただきたい」と話していた。