三重県立特別支援学校の寄宿舎完成 4月に供用開始

【完成した寄宿舎=津市城山1丁目で】

福永和伸三重県教育長は11日の定例記者会見で、県立特別支援学校に通う児童生徒の新たな寄宿舎(津市城山1丁目)が先月下旬に完成したと発表した。4月に供用を開始する。

県教委によると、木造一部鉄筋コンクリート造の2階建てで延べ約1700平方メートル。1人用の28室を設けている。事業費は約9億2千万円。令和4年12月から工事を進めていた。

寄宿舎は盲学校と聾(ろう)学校の隣にあったが、老朽化や津波による浸水の懸念から、県立城山特別支援学校の隣接地に移転新築した。両校の新たな校舎も8年度中に寄宿舎の隣で完成する。

福永教育長は「新たな寄宿舎ができたことで、老朽化や津波の問題が解決される。安全に学んでもらえることをうれしく思う。新たな校舎の建設もできるだけ急ぎたい」と述べた。

今月26日に寄宿舎の内覧会を開く。一般公開は午後2時から同3時まで。事前申し込みは不要。問い合わせは県教委特別支援教育課=電話059(224)2961=へ。