地域のごみ拾い、歩く 津・成美小校区で環境イベント 子どもから高齢者350人参加 三重

【拾ったごみを分別する参加者=津市久居新町の市立成美小で】

【津】三重県津市久居成美地区の環境イベント「成美クリーンウオーク」(成美地区体育振興会主催)が10日、市立成美小校区であった。子どもから高齢者まで地域住民約350人が自宅から同小までごみを拾いながら歩き、分別に取り組んだ。

参加者はごみ袋と火ばさみを手に、家族や隣人らと自宅周辺から同小まで路上のごみを拾いながら歩いた。到着後はペットボトルやプラスチック容器、使い捨てライターなどを9種類に分別した。

運動場ではグラウンドゴルフやモルックの体験、成美地区社会福祉協議会の餅つきなどもありにぎやかな声が響いた。

【餅つきを楽しむ参加者ら=津市久居新町の市立成美小で】

関口真梨子さん(32)は夫と佑ちゃん(4つ)と初めて参加し「通学路を確認しながら歩けた。ごみの分別も家で子どもはしないのでいい機会になった」、同小2年の野田悠太さん(8つ)は「瓶がいっぱいあってポイ捨てはだめだと思った。イベントがあると楽しい」と話した。

今回で25回目の歴史あるイベント。運営委員長の福岡健司さん(66)は「始めた頃は大きなごみがあったがどんどん減ってきている。皆さんが集まることで地域の一体感を醸成できるといい」と話した。