グランプリに「DeaLive」 四日市でビジネスプランコンテスト表彰式 三十三FG

【賞状と目録を手に記念撮影する受賞者の皆さん=四日市市諏訪町の四日市商工会議所で】

三十三フィナンシャルグループ(四日市市、渡辺三憲社長)が主催する「33FGビジネスプランコンテスト」の表彰式が四日、同市諏訪町の四日市商工会議所で開かれた。県内や愛知県内で事業展開する企業や個人から85件(一般コース40件、学生コース45件)の応募があり、一般コースで8件、学生コースで3件が受賞した。

最高のグランプリにはDeaLive(愛知県岡崎市)・牧原正樹代表の「がん患者・家族向けのがん治療における副作用予測と症状管理・栄養摂取サポート『All my Life』」が選ばれ、牧原氏が渡辺社長から表彰状と賞金30万円の目録を受け取った。牧原氏のプランでは、がん患者が退院後、通院での投薬治療の際、治療の副作用を予測し、その時々に必要な情報や栄養摂取をサポートする情報を提供するほか、患者と専門ケア提供者をつなぐプラットフォームを構築する。

渡辺社長は開会挨拶で「魅力あふれるプランが多くあった中で、受賞となった11件のプランは特に新規性・独創性に富み、今後大きな飛躍が見込まれる」と評価。その上で「能登半島地震発生など波乱の年明けとなったが、物価上昇が落ち着きを取り戻し、賃上げの流れが高まっているほか、株価も堅調で日経平均株価はバブル期の最高値を更新した。バブル期の株価の実力は2万円程度と言われており、今回は企業の収益力が向上し実態を伴って株価が上昇したといえる。金融面では金利が上がる局面で、事業を営むことになる皆様は、金利や為替の動向にも注意を払ってほしい」と語った。

他の受賞者は次の通り(敬称略)。◎一般コース【準グランプリ】医食同源みえ・代表理事・松浦信男(多気町)▽FUKURA.FUKURA・丸島れい(津市)【優秀プラン】チームフランポネ・代表・マヌー島岡・副代表・藤田ゆみ(川崎市)▽TENITOLL・代表・西野英美(伊賀市)▽トミタバックス・山口慶(愛知県半田市)【NTT西日本特別賞】Purple Couch Project・代表社員・橋本剛志(津市)【東名特別賞】アイリンク・代表取締役・照井清一(愛知県岡崎市)◎学生コース【最優秀賞】森遼太・林優樹・ズオン ティ ヴィナ(愛知県春日井市、中部大)【優秀賞】生田愛奈・松島朋花(伊勢市、皇學館大)【佳作】若尾真佑・桒田千帆・小林丈留(愛知県春日井市、中部大)。