フードドライブで集めた食品など寄付 JA伊勢、市社協に 三重

【フードドライブで集まった食品を宮崎会長に手渡す西村組合長(右)=伊勢市八日市場町の市福祉健康センターで】

【伊勢】三重県のJA伊勢は5日、家庭で余っている食品を持ち寄って寄付する「フードドライブ」活動として、職員や組合員から集めたレトルト食品など約70点とコメ約60キロを、伊勢市社会福祉協議会に贈った。社協を通じ、生活困窮家庭に配布される。

SDGs(持続可能な開発目標)の活動の一環として、令和4年度から取り組みを始め、今回で2回目。昨年10―12月に、JA伊勢管内5市7町の支店や店舗43カ所で、職員や組合員、地域住民に、家庭で眠っている未開封の食品や飲料の提供を呼びかけた。食品788点、コメ約670キロが集まり、1月から各市町の社協に贈っている。

JA伊勢の西村隆行代表理事組合長らが、同市八日市場町の市福祉健康センターを訪れ、食品を届けた。社協の宮崎吉博会長は「生活困窮家庭の支援に役立てたい。継続した支援活動をお願いします」と感謝した。

西村組合長は「地域の方の協力で、前回の1・5倍の食品が集まり、感謝している。大きな組織力をいかし、今後も継続して取り組みたい」と話した。