各地の民話聞き〝ほっこり〟 語りの会、菰野町で発表会 三重

【「貧乏神と福の神」を語る吉原さん=菰野町の菰野地区コミュニティセンターで】

【三重郡】民話語りの会「こもの菊」(蒔田玲子代表)は3日、三重県菰野町の菰野地区コミュニティセンターで「第26回発表会」を開いた。会員5人が各地に伝わる民話を1話ずつ披露し、町内外から訪れた87人が熱心に聞き入った。

吉原結花さん(64)は、嫁さんをもらった男がせっせと働くようになり、長年住みついていた貧乏神が出て行かなければならなくなる山形に伝わる民話「貧乏神と福の神」を東北弁で面白おかしく語った。小菅由美さん(42)は、地元菰野町に伝わる「五郎兵衛地蔵」を、身ぶり手ぶりを交えながら情感たっぷりに語った。語り手の前にはいろりが設置され、参加者らは民話の世界に引き込まれていた。

こもの菊は地元菰野町を始め、全国各地の民話の語り部として26年前に発足。年1回の発表会と民話まつりのほか、地域の小学校の朝の民話語り、放課後子ども教室、高齢者サロンなど、北勢地区を中心にボランティア活動をしている。

蒔田代表(73)は「民話を聞いてほっこりとしていただけたら。今後もより一層、民話の伝承に努めていきたい」と話していた。