伝説の英雄と妃の塗り絵コン 亀山で園児、小学生表彰式 三重

【受賞した皆さんと櫻井市長(後列右から2人目)、福士理事長(同3人目)=亀山市東御幸町のSC「亀山エコータウン」で】

【亀山】社会福祉法人「日の本福祉会」(三重県四日市市松原町、福士英実理事長)は2日、亀山市東御幸町のショッピングセンター「亀山エコータウン」で、「ヤマトタケル・オトタチバナヒメ塗り絵コンテスト」の入賞者らの表彰式を開いた。ヤマトタケルは、古事記と日本書紀に記されている古代伝説の英雄。同市田村町の能褒野神社の隣に御墓がある。オトタチバナヒメは、亀山の忍山地区(現在の野村町)を治めていたスクネの娘で、後にヤマトタケルの妃(きさき)となった人物。

コンテストは、漫画本「ふるさとの偉人“ヤマトタケル・オトタチバナヒメ”」の作画を担当した、小林はなさんが提供した下絵に、同福祉会が運営する、放課後児童日の本クラブ「川崎」「井田川」「亀山東」のほか、市内の園児、小学生総勢127人の作品の中から各賞を選定した。

福士理事長は「子どもたちに地元『亀山』を知り好きになってほしいと、初めて『塗り絵コンテスト』を企画した。どの作品も優秀で熱意が感じられる作品ばかりだった」と話した。

来賓あいさつで櫻井義之市長は「受賞された皆さんに、心よりお祝いする。丁寧に塗られており、それぞれが色合いなど工夫した個性豊かな作品ばかりで、素晴らしい」と祝福した。

最優秀賞を受賞した日の本クラブ川崎の小学6年生、小島詩乃さん(12)は「うれしかった。ヤマトタケルは、学童クラブで教えてもらった。特に2人の髪の毛をいろんな色を使って輝いているように塗った」と話した。各賞の受賞者は次の皆さん。

〈最優秀賞〉大矢彩葉(小学2年)、小島詩乃(同6年)
〈亀山市賞〉樋口実央(同2年)、鍋島杏奈(同6年)
〈日の本福祉会賞〉長畑美琴(同2年)、藤原紬(同6年)
〈特別審査員賞〉中西菜々葉(同3年)、大﨑柚季(同5年)