山商野球部「全力で戦う」 伊勢市長を訪問、センバツ甲子園に向け抱負 三重

【選抜大会での健闘を誓う宇治山田商高の選手たち=伊勢市役所で】

【伊勢】18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第96回選抜高校野球大会に出場する三重県伊勢市の県立宇治山田商業高の選手たちが2月29日、地元の伊勢市役所を訪れ、鈴木健一市長に大会への意気込みを述べた。

同校の選抜出場は16年ぶり2回目。市役所には、江﨑徹校長、村田治樹監督と、伊藤大惺主将ら選手19人が訪れた。

同校は、昨夏の県大会で準優勝に終わり涙を飲んだ。村田監督は「悔しい思いをしたあの準優勝がなかったら、この結果はなかった。秋から一戦ごとに力をつけてきた。選抜してもらったチャンスをいかせるよう選手らを導きたい」と語った。

伊藤主将は「この冬鍛えた粘り強さを発揮したい。応援していただいた多くの方に恩返しできるよう、プレーで勇気と感動を与えられるよう全力で戦ってきます」と力を込めた。

鈴木市長は「選抜されることを大勢の市民が待っていた。楽しんでプレーしてきてほしい」と激励した。

初戦の相手は、8日の抽選会で決まる。